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旅行記,紀行:「異郷をゆく 」| データ項目の説明→
| 書名 | 異郷をゆく |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | 西江 雅之 | |||||
| 本のタイプ | 紀行 | |||||
| 紀行のタイプ | 旅行記型 | |||||
| テーマ | 歴史 | |||||
| 主要訪問国 | アメリカ、日本、イタリア、モロニ、マーシャル等 | |||||
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紀行地図〜旅行記,ガイド|「異郷をゆく」で辿ることができる主要都市
【日本】
[兵庫県]
+揖保川
【モロッコ】
[マラケシュ]
+ジェマア・エル・フナ広場
【アメリカ】
[オレゴン州]
+クラトソップ砦
【中国】
[福建省]
+泉州
+清浄寺
【イタリア】
[ヴェネチア]
+ブラノ島
【コモロ】
[モロニ]
+グランド・コモール島
【アメリカ】
[ルイジアナ州]
+ニューオーリンズ
【ケニア】
[ナイロビ]
+ンゴング・ヒル
【スペイン】
[アンダルシア]
+ミハス
【ハイチ】
[ポルトープランス]
【モーリシャス】
[ポート・ルイス]
【台湾】
[烏来]
【アメリカ】
[ニュー・メキシコ]
[サンタ・フェ]
【モーリシャス】
[ロドリゲス島]
+プレーヌ・コライユ空港
+ポート・マチュリン
+リモン山
「異郷をゆく」の読書感想
紀行短編
文化人類学者として多くの国を訪れた著者が「学者」という鎧を脱ぎ捨て、かつて学者と
して訪れた国や訪れる機会を逸した国々を「旅人」として叙情性豊かに綴った紀行短編集です。
訪れる国や街をおよそ学者とは思えない、感性豊かな表現と学者ならではの歴史的、文化
人類学的な記述を、「深み」に行くことなく巧みにこれらを織り交ぜた完成度の高い、かつ、読みやすい紀行文で
す。
短い文章ながら、いずれも最後に余韻が残ります。
孤高
冒頭に「わたしにとって何処に行っても、何処にいても、すべて異郷である」と語る著者。
あらゆる概念を超越したステージに立っているからこそ、発せられる言葉。
一方で、あらゆるものを超越しているからこそ生じる、孤独感、寂寥感。孤高の人独特の
悲哀すら感じます。
異郷と原点
まずは、著者の故郷、兵庫県の「揖保川」から始る。ここが原点であり、著者が掴むこと
ができる絶対的な位置から、この本の旅が始まります。
そして、様々な国へと流れていく。表から裏へ。街から場末へと。
モロッコの古都マラケシュの混沌とした広場で未来を感じ、スペイン、アンダルシアの貧
村ミハスの英知。
台湾、烏来の首狩習慣の根絶に関わる哀しい説話。
奴隷社会から脱却し
たハイチの現実。
そしてモーリシャスの頂で地上から吹き上げる風を受けながら著者は原
点の「揖保川」を見たのか。或いは、永遠の旅人になることを覚悟したのだろうか。










