紀行地図 > 紀行文庫 > エグザイルス(放浪者たち)―すべての旅は自分へとつながっている
旅行記,紀行:「エグザイルス(放浪者たち)―すべての旅は自分へとつながっている」| データ項目の説明→
| 書名 | エグザイルス(放浪者たち)―すべての旅は自分へとつながっている |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | ロバート・ハリス | |||||
| 書籍種類 | 紀行 | |||||
| 紀行の種類 | 旅行記型 | |||||
| 旅の種類 | ||||||
| 主要テーマ | ヒッピー系 | |||||
| 主要訪問国 | オーストラリア,インド,フィンランド他 | |||||
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「エグザイルス(放浪者たち)―すべての旅は自分へとつながっている」|紀行読書感想
ゴッホとテオ
この本は勿論、紀行という範躊ですが、自叙伝に近いというのが読後の感想です。
いろいろ感じることが多い本でした。
その中で強く感じたこと。「兄弟愛」。
著者と弟さんとの壮絶とも言える兄弟愛。涙なくして読むことはできません。
ふと思い出すのは、ゴッホとその弟、テオ。
孤独と狂気に苛まれるゴッホヘ手紙を通して励まし、経済的支援も含め、すべてを受け止
めようとするテオ。
ただ、著者のロバート・ハリス氏とその弟が、どちらがテオでどちらがゴッホなのか・・。
安易に振り分けることは危険でしょう。
「天に向けて両手を上げた弟の姿」は僕の脳裏に焼きつき、胸を掻き電った。
生きるということ
以前、ロバート・ハリス氏の「MOROCCO ON THE ROAD 終わりなき旅路 モロッコ編 (終わりなき旅路 (モロッコ編))」を読みました。
それはもう、カッコ良かった。男の憧れ。こういう野太い人生を歩む人がいるんだと憧憬
の念を抱いた。溢れる人間力。すべてを受け入れるオープンさ。この人はどういう人生を
歩んできたのだろうか?
この本を読んで、その解のすべてを知ることができました。
「MOROCCO ON THE ROAD 終わりなき旅路 モロッコ編 (終わりなき旅路 (モロッコ編))」で私が出会ったロバート・ハリス氏とは似ても似つかない姿がそこにあ
った。
すべてを内向きに捉え、すべてを自分の責任と感じ、苦悩し、叫ぶ姿。著者が旅をした理
由は「自分探し」なのか「逃避」だったのか。
世界中を放浪するも、癒されない、満足できない。何のために生きているのか。
何が幸せなのか。延々と自問自答を繰り返す。
ズタズタに切り裂かれ、落ちるところまで落ちた著者。過去にまで遡り、無意識の領域、
それは著者の「根源」「原点」まで遡る。そこから噴出してきた感情の塊。そして光が。
この本の源流
ヒッピー系、アウトサイダー系紀行の典型。小田実氏の「何でも見てやろう」を原点に
し、その系譜上に位置づけられる作品。
沢木耕太郎氏の「深夜特急」もこの系譜上に位置
づけられる。今年読んだゴルゴ内藤氏の「太陽と風のダンス」もこの系譜に位置づけることができ
る。いずれも、必死に自分らしく生きようとする姿が神々しく描かれています。


正直に人生を語る








