紀行地図

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「深夜特急〈4〉シルクロード 」で旅した地図

深夜特急〈4〉シルクロード で旅した軌跡

【インド】  [アムリトサル(アムリッツァー)]【パキスタン】  [ラホール] [ラワール・ピンディ] [タクシラ] [ペシャワール]【アフガニスタン】  [ジャララバード] [カブール] [カンダハル] [ヘラート] [メシェッド](マシュハド) 【イラン】  [テヘラン] [シーラーズ]  +ペルセポリス [イスファン(エスファハーン)]

「深夜特急〈4〉シルクロード 」の内容

本のタイプ 紀行
著者 沢木 耕太郎
タイトル 深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
テーマ
主な訪問国 インド/パキスタン/アフガニスタン/イラン・イスラム共和国/

深夜特急〈4〉シルクロード のブックレビュー

蜃雑と陰影が交錯したアジア。うつろな眼差しを向けるヒッピーに自分を映し出す。究極 的に「垢」を削ぎ落とされた体は疲弊している。そしてヨーロッパヘ向けた長いトンネル 「シルクロード」へ向かう。「抜け出す」ようでもあり、「生まれ変わる」ようでもある。 この本はアジアを総括しつつ、内面世界の変化を3巻に続き更に探っています。
香港を過ぎたあたりから物乞いの存在がところどころ現れます。著者の方針というか、ポ リシーにより物乞いへ「恵む」行為は謹んで来ていました。その理由について少し触れら れています。そして自身にまとわり付いていた固定観念をまた一つ脱ぎ捨てました。加え て病に伏せていたヒッピーの懇願するような眼差しを振り切った時、人とのかかわりを拒 んできた自分を知ったことも、この旅の一つの到達点だったのでしょう。