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紀行地図紀行文庫 > 異国の窓から

旅行記,紀行:「異国の窓から 」|    データ項目の説明→

書名異国の窓から
異国の窓から
異国の窓から
posted with amazlet on 06.09.18
宮本 輝
角川書店 (1991/08)
売り上げランキング: 183,344
おすすめ度の平均: 4
3 型にはまった見方
5 見果てぬ夢
著者宮本輝
書籍種類旅行記
紀行の種類旅行記型
旅の種類列車が主
主要テーマ取材旅行
主要訪問国ドイツ、ハンガリー、オーストリアなどルーマニアまで
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「異国の窓から」の読書感想

取材旅行記

小説「ドナウの旅人」の取材旅行。取材旅行といえば、綿密に旅程を計画し、レポートを 纏め上げるような、そういった旅を想像しましたが、割と行き当たりばったり。観光地を ただ巡るのでは無く、訪れる土地の臭い、街の色、空気。そういったものから触発されて 小説の土台が形作られるようです。
旅の最初に感じた陰影とした雰囲気。冷たい雨。薄暗い空気。小説の舞台が霧が晴れるよ うに現れてきた瞬間。無から形あるものを生み出す作業はどこか崇高です。

珍道中

宮本さんは生粋の関西人。独特の言い回しが楽しい。取材旅行に同行する人たちとの微妙 な空気感もリアルで私も同行者の気分です。
東欧圏は今では、歴史ある観光地として普通 に旅行ができるかもしれませんが、当時はユーゴスラビアも解体前。国境を越えるのは至 難。だから日本では考えられないような出来事がいろいろと。その都度、修羅場を潜り抜 けて目的の地へたどり着く。良かったなぁと読者でありながら、素直に喜べました。

粋なことをするなあ−。

訪れる国毎に通訳を手配しています。ハンガリーで日本に多大なる興味を持っている学生 と出会います。彼は夢をもっています。ただ、当時の政治的情勢、経済的情勢においては とても叶わない夢です。気風のいい著者は彼のために一肌脱ぎます。粋だな−。やるじや ないですか。宮本さん。
初対面の学生に申し出るほうもそうですが、瞬時にして受け入れる彼とその親御さん。お 互い鍛えられた「目」を持ってらっしやる。苦労されているのですね。

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