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旅行記,紀行:「異国の窓から 」| データ項目の説明→
| 書名 | 異国の窓から |
宮本 輝 角川書店 (1991/08) 売り上げランキング: 183,344 おすすめ度の平均: ![]() 型にはまった見方 見果てぬ夢 |
|---|---|---|
| 著者 | 宮本輝 | |
| 書籍種類 | 旅行記 | |
| 紀行の種類 | 旅行記型 | |
| 旅の種類 | 列車が主 | |
| 主要テーマ | 取材旅行 | |
| 主要訪問国 | ドイツ、ハンガリー、オーストリアなどルーマニアまで | |
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「異国の窓から」の読書感想
取材旅行記
小説「ドナウの旅人」の取材旅行。取材旅行といえば、綿密に旅程を計画し、レポートを
纏め上げるような、そういった旅を想像しましたが、割と行き当たりばったり。観光地を
ただ巡るのでは無く、訪れる土地の臭い、街の色、空気。そういったものから触発されて
小説の土台が形作られるようです。
旅の最初に感じた陰影とした雰囲気。冷たい雨。薄暗い空気。小説の舞台が霧が晴れるよ
うに現れてきた瞬間。無から形あるものを生み出す作業はどこか崇高です。
珍道中
宮本さんは生粋の関西人。独特の言い回しが楽しい。取材旅行に同行する人たちとの微妙
な空気感もリアルで私も同行者の気分です。
東欧圏は今では、歴史ある観光地として普通
に旅行ができるかもしれませんが、当時はユーゴスラビアも解体前。国境を越えるのは至
難。だから日本では考えられないような出来事がいろいろと。その都度、修羅場を潜り抜
けて目的の地へたどり着く。良かったなぁと読者でありながら、素直に喜べました。
粋なことをするなあ−。
訪れる国毎に通訳を手配しています。ハンガリーで日本に多大なる興味を持っている学生
と出会います。彼は夢をもっています。ただ、当時の政治的情勢、経済的情勢においては
とても叶わない夢です。気風のいい著者は彼のために一肌脱ぎます。粋だな−。やるじや
ないですか。宮本さん。
初対面の学生に申し出るほうもそうですが、瞬時にして受け入れる彼とその親御さん。お
互い鍛えられた「目」を持ってらっしやる。苦労されているのですね。


型にはまった見方
見果てぬ夢








