travel-mapper.com
【イタリア】 [ローマ] +レオナルド・ダヴィンチ空港 +ボルゲーゼ公園 【ギリシャ】 [アテネ] +グランド・ブルターニュ・ホテル [スペッツェス島] [ミコノス島] +アテネ経由 【イタリア】 [ローマ] [パレルモ] [ローマ] [メータ村] [ブリンディシ] 【ギリシャ】 [パトラス] [アテネ] [ミコノス] [クレタ島] +アギヤ・ガリーニ +プラキアス +レシムノン【日本】 【フィンランド】 [ヘルシンキ] 【イタリア】 [ローマ] [アテネ] [テサロニキ] +カヴァラ +タヴェルナ【ギリシャ】 [レスボス島] +ミチリーニ +ペトラ【イタリア】 [ローマ] [ボローニャ] [ローマ] +ポンテ・ミルヴィオ【イギリス】 [ロンドン] +アビーロードの近くのアパート +リージェント公園 [バース] +キャスル・クーム【イタリア】 [ローマ] 【ギリシャ】 [ロードス島] +スカラ・カミロス [ハルキ島] [ロードス島] [カルパトス島] +キラ・パナギア +ナフプリオン【イタリア】 [キャンティ地方] 【オーストリア】 [ザルツブルク] [ロイッテ]
本のタイプ | 紀行 |
---|---|
著者 | 村上 春樹 |
タイトル |
遠い太鼓 (講談社文庫) |
テーマ | |
主な訪問国 | ギリシャ/イタリア/ |
訪れた場所は主にギリシャの島々とイタリア。シーズンオフのギリシャの寂れた感、いい 加減な国民性?を思う存分に、なんの遠慮もなく書き尽くしています(批判はしてません が、皮肉たっぷり)。村上氏自身も疲れ果てた状態でギリシャに乗り込み、その暗い影がそ のまま射影されたため無常観が噴出したのか? 小説を書くという「無」から「何か」を生み出すことについて、その辛さを描いているわ けでは無いですが、置かれた状況、その状況が及ぼす氏の作品への影響がおそらく反映さ れているのか?と想像します。ちなみに、今回の旅で小説以外にも翻訳の仕事もされています。翻訳は小説を 書くための「息抜き」のようです。
私にとって「辺境・近境」に続き2冊目の村上春樹氏の作品です。笑えます。ひたすら。 笑わせることしか考えていないのでは?
ギリシャの人々の描写、イタリアの交通事情の悪さを嘆く有様、何を言っても無駄なイタ リア人。一方でイタリア人の縦列駐車の旨さに感嘆する。イタリアとギリシャの良さも読 み取れますが、辟易する有様を笑い飛ばしているところが、心地よかったりします。