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南米紀行:モーターサイクル・ダイアリーズ| データ項目の説明→
| 書名 | モーターサイクル・ダイアリーズ |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | チェ・ゲバラ | |||||
| 書籍種類 | 紀行 | |||||
| 紀行の種類 | 旅行記 | |||||
| 旅の種類 | - | |||||
| 主要テーマ | ||||||
| 主要訪問国 | アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア | |||||
| その他訪問国 | ||||||
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「モーターサイクル・ダイアリーズ」|紀行読書感想
ケルアックの「路上」と重なったけど・・・
最初はこの本を読むにつれ、以前、読んだジャック・ケルアックの「路上(オン・ザ・ロ
ード)」と重なる雰囲気を感じた。
サル・パラダイスとディーン・モリアーティ。チエ・ゲバラとアルベルト・グラナード。
「路上」は「車」。この本はバイク。
行き当たりばったりの貧乏旅行。表面的なところだけを見ると、ケルアックとかぶる。
が、更に読み進めると、全く違う様相を呈してくる。
この本は基本的には「記録」的なスタイルで記述される。
物語的な要素はあまり見当たらない。という意味では「紀行」という範暗に入れるのは難しい。
ケルアックのような小説的な要素も無い。
チエ・ゲバラ自体、私はよく知りませんでしたが、革命家らしい髭を蓄えた凛々しい写真
しかイメージがなかった。だけど、この本で登場するチエ・ゲバラは学者、正確な表現で
は無いかもしれないですが、彼は医学生だった。
旅の道程や遭遇した事象を客観視し、冷静に分析している。記録的な表現であることが、このことで合点がいく。
しかも旅の道程や出来事のみでは無い。訪れた街の文化、産業、歴史などあらゆるものを
ことごとく分析している。
文中にも「図書館」へ行ったという記載もあることから、彼は
常に学んでいる。
そして、政洽にも目を向ける。ナショナリズム的な視点も見え隠れする。
この本に登場する医学生チエ・ゲバラが革命家の道を歩む「素養」を垣間見た気がした。
学ぶこと
医学生の彼はハンセン病について研究していると思われ、様々なハンセン病病棟へ赴いて
いる。
医療活動を行っているか明確な記載はなかった。病院の医師との交流はあったようですが、詳細は触れられていない。ただ、ハンセン病患者と真剣に向き合い、その扱いについて不条理感を抱いている様子が伺える。
世の中、何かおかしい。
革命家と聞くとゲリラ的な、乱暴なイメージが浮びますが、彼は
真剣に何かを変えようとしていたのだろう。
巻末に訳者の解説が添えられている。非常に心打たれるものだった。「学ぶことについて」。
学んだがゆえに、見えないものが「見えてしまう」。
この旅で彼は「見えない」ものが「見えてしまった」。
そして、彼は治療対象を人間から「世
の中」へと移行させたのだろう。


面白い
「僕は民衆の方につくだろう」








