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【フランス】 [パリ]【スペイン】 [セビリヤ] [アルヘシラス]【モロッコ】 [タンジェ] [フェズ] [マラケシュ] [ティネリール] [エルフード]
本のタイプ | 小説 |
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著者 | 村山 由佳 |
タイトル |
遥かなる水の音 (集英社文庫) |
テーマ | |
主な訪問国 | フランス/モロッコ/ |
久しぶりに手に取った小説。本の帯を見て、一目惚れでした。 「僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな」 青年の遺言を叶えるべく、青年を取り巻く主人公「たち」が旅立つ。パリ、セビリアとヨーロッパを抜け、フェズへと降り立つ。欧州の空気から モロッコの喧騒が鼓膜を揺さぶる。そしてきらめく星空のをサハラ砂漠で見上げる。キンとした冷たさとアフリカの大地。 松明の明かり。ストーリーの合間に香り立つモロッコが蜃気楼のように頭の中に浮かぶ。 小説でも良質な旅ができるし、胸を締め付けられるような良質な物語も同時に味わえる。良い本との出会いはいつも突然だ。