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本のタイプ | ドキュメンタリー |
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著者 | 小島 剛一 |
タイトル |
トルコのもう一つの顔 (中公新書) |
テーマ | 言語学 |
主な訪問国 | トルコ/ギリシャ/ |
トルコは長い歴史の中、事実上他民族国家として誕生した。他民族ということは他言語で あるはずだが、政府はこれを認めていない。そこへ学者としての著者が、やってはいけな い一線を越えてしまう。そこで、もうひとつの顔が現れてくる・・。 前半は、トルコの人々との友好的な対応に感動しつつ、旅は進みますが、「踏み込んではな らない、暗黙の領域」へ触れだしたあたりから状況は一変。 途中から脱出劇の様相を呈し てきます。 この本は言語学者による紀行ではありますが、フィールドワークの「記録」に近いものがあり ます。 無論、紀行としても十分楽しめますし、特にトルコ、ギリシャを中心とした民族学、 言語学を学ぶ人にとっては、柔らかい学術書として参考になると思います。 「新書」は大方、この本のように紀行的要素に学術的な背景を持つ本が多くあり、紀行を 楽しむとの同時に、その国の歴史や背景を紀行を楽しむことができます。