府中市 13:35
お互いなんとなく気になる。そんな空気が遠目でもよくわかる。芝生の上にテントウムシがいるようで、必死につかまえようとしている。もう一人の子もその姿を見て、少し離れたところに座って芝生の草をいじっている。ママに向かってテントウムシいないなぁと言っている。その子は徐々にテントウムシを見つけた子の傍に近づいていく。しばらくして振り向いた時にはもう二人は至近距離。テントウムシを捕まえたようだ。手のひらの上にテントウムシを乗せて、近づく女の子へすっと差し出す。お友達になった瞬間。こういう瞬間は生きている間にそう多くは訪れないんだよ。よかったね。