大空へ

大空へ


三鷹 11:16

飛行場、という言葉自体、どことなく気分を高揚させる効能があるような気がするけど、実際の飛行場はもっと気分が高揚する。小さな飛行場だけど、実際に傍に行くと小さなセスナでも迫力があって、しかも美しい。プロペラ機の音を聞きながらすぐ傍の公園で読書。秋の涼しげな風邪と時折飛行機の燃料の匂いがまとわりつく。

徐々に物語の世界に入る。そしてプロペラの音と燃料の匂いで気持ちも大空の彼方へ。キバナコスモスの畑が眼前に広がっていた。