紀行地図 > 紀行文庫 > 街道をゆく〈30〉愛蘭土紀行 1
旅行記,紀行,ガイド:「街道をゆく〈30〉愛蘭土紀行 1 」| データ項目の説明→
| 書名 | 街道をゆく〈30〉愛蘭土紀行 1 |
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|---|---|---|---|---|
| 著者 | 司馬 遼太郎 | |||
| 書籍種類 | 紀行 | |||
| 紀行の種類 | 紀行 | |||
| 旅の種類 | - | |||
| 主要テーマ | イギリス、アイルランドの歴史 | |||
| 主要訪問国 | アイルランド、イギリス | |||
| その他訪問国 | ||||
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紀行地図〜旅行記,ガイド|「街道をゆく〈30〉愛蘭土紀行 1 」で辿ることができる主要都市
「街道をゆく〈30〉愛蘭土紀行 1」|紀行読書感想
イギリス、英国国教会との関係
アイルランドを主題とした紀行ですが、本の三分の二がイギリスとの関係史に割かれてい
ます。よってなかなかリバプールからアイルランドヘは向かいません。司馬遼太郎氏の紀
行の特徴で、なかなか先には進みません(笑)。
氏の紀行はその国だけに焦点を当てるのではなく、その国と関係のある国、関連する要素
を掘りここし、そして、その国を浮かび上がらせるという版画の世界のような手法。周り
から削り、徐々に目的物を浮かび上がらせるようだ。
特にアイルランドを語るにはイギリス及びプロテスタントから派生する英国国教会を抜き
にしては語れません。
リバプールには多くのアイリッシュが住んでします。そこでアイルランドとの関係をその
場の空気や実体(リバプールにはカトリックの大聖堂と英国国教会の大聖堂が並ぶように
丘の上に建っている)を実感したいという意図が伝わってきます。
怨念
あまりなじみの無い国というのが正直なところです。たまにイギリスでテロが起こる原因
がアイルランドと関係しているということで耳にする程度(最近のテロはアイルランドとは関
係無いようですが)。
英国がアイルランドヘ行った行為(恐れずに言うと「仕打ち」)はアイルランドからの敵意を買うに十分であり、
怨念として深層心理レベルで今だ潜んでいる。
行為が非人道的な領域まで及んでいるか否かは今の私の知識では分かりかねま
すが、自尊心を損なうレベルまで虐げられていたことは確かなようです。
アイルランドの文化
アイルランドは多くの文化人、特に文学者を輩出しています。また、アイルランド出身、
アイルランドを出た、他国へ移住した人々も多く、アイルランドに住む人口より、はるか
に多い人々が国外に移住しています。特に米国に多いようで、アイルランド出身の政治家、
著名人も多数いらっしやるようです。
この本ではビートルズと作家のジェイムス・ジョイスについて
その生い立ち、特にジョイスにあたっては、アイルランドでしか生まれ得ない人物として評し、
最大限の敬意を表しています。だから、アイルランドに降り立ち、最初に訪れたのが、ジョイスが
住んでいたとされた「ジョイスの砲台」だった。
この本で知ったこと
司馬遼太郎氏の「街道をゆく」シリーズはその地域、国に関する知識、 情報が満載です。この本も例外ではあ・りません。ここで書きつくすことはできませんが・・
- 「スペインポルトガルは略奪した成果をイギリスのように産業基礎にしなかった」
- 「新教(プロテスタント)は教会に頼らない。カトリックは教会が守ってくれたが、新教は個人に雷が直撃するようなもの。」
- 「スコットランドとウェールズ、アイルランドにケルト人が残った」
- 「ローマ帝国はアイルランドへ行かなかった」
- 「イギリスはアングロサクソンとケルト民族で構成」
- 「アイリッシュはアメリカでも優遇されないがレーガンが初のアイリッシュカトリック出身の大統領」
- 「英国国教会はカトリックとプロテスタントの中間。聖公会と呼ばれる。立教大学の宗旨」
- 「プロテスタントはヨーロッパ近世の因子」
- 「本国人口よりアメリカイギリス移民のほうが多い」
- 「アイルランド文学:ガリバー旅行記のジョナサン・スウィフトのほかに,オスカー・ワイルド,WBイェイツ,JMシング,ジェイムス・ジョイス,サミュエル・ベケットといった文豪を輩出」
- 「風邪と共に去りぬ」の「タラ」はアイルランドのタラ。」
- 「名前にMac・・が付くのはスコットランド人。名前に「O'」が付くのはアイリッシュ。シドニー・オ・コナー、スカーレット・オハラなど」











