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旅行記,紀行,ガイド:「砂漠へ―心の故郷、アメリカ南西部 」| データ項目の説明→
| 書名 | 砂漠へ―心の故郷、アメリカ南西部 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | ウィリアム キトリッジ | |||||
| 書籍種類 | 紀行 | |||||
| 紀行の種類 | 思索型 | |||||
| 旅の種類 | 車 | |||||
| 主要テーマ | 歴史、民族 | |||||
| 主要訪問国 | アメリカ、メキシコ | |||||
| その他訪問国 | ||||||
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紀行地図〜旅行記,ガイド|「砂漠へ―心の故郷、アメリカ南西部 」で辿ることができる主要都市
【アメリカ】
[ソノラ砂漠]
【メキシコ】
[ノガレス]
[グアイマス]
[ユタ州]
[アリゾナ]
+コロラドシティー
+ハウスロック・バレー
[モンタナ州]
[ニューメキシコ州]
+ファーミントン
+キューバ
+エルパソ
+ファレス
+コロンバス
[パロマス]
[ツゥーソン]
+バハダ
[サンタフェ]
[ロスアラモス]
[アリゾナ]
「砂漠へ―心の故郷、アメリカ南西部」|紀行読書感想
故郷−ホーム
アメリカ南部に広がる砂漠。赤茶けた大地。サボテンしか生息し得ない地。
ここに住むさまざま先住民の自然観、そして凄惨な過去。そして自由を勝ち取るまでの道
程を、つぶさに研究し、現代に生きる我々が抱える問題を見つめた本です。
政府が取った
施策は果たして本質的なのだろうか?母国アメリカを批判する。
過去に辿ったアメリカ南部、南アメリカヘの放浪を回顧しつつ、深い思索へと進んでいく。
「さて、この本で、どこを巡ることができるのかな」といつものようにメモを取るべく身
構えた私。でも、メモを進めることができなかった。
最初に著者が語った「放浪への愛は我が家へ向かう一連の動きである」という言葉で、こ
の本は他の旅行記とな異なり、このシリーズ(ナショナルジオグラフィック・ディレクシ
ョンズ)独特の崇高な紀行文学であることを再認識した。
先住民たちの生命観と社会
聞いたこともないような先住民たち。
ナホバ族、プエブロ族、ズニ族,タオス族,ホピ族,アパッチ族など。
彼らはそれぞれの
ルール、風習を持っている。そして祭祀や儀礼。彼ら伝統的な儀礼は宗教の具現と個人と
社会の幸福を祈ることが目的であり、社会と種の生存、保存に結びつく。
儀礼は彼らの社会を統
制する政治のようなものだ、と解釈しました。これらの風習文化を継承するとともに、そ
の精神を物語として共有することで、民族の一体感をもたらす。
この行為は以前読んだ、
星野道夫氏の著書におけるクリンギット族やイヌイット族の口承神話と似通っている。
サウスウエストの実体
サウスウエストは、その雄大な自然を求め多くの人が移住してきている。ただ、その実体
は宗教、人種、性的偏見から逃れる場だった。
そして結局はリタイアした老齢の富と贅沢
な暮らしで成り立っている社会一閉塞した社会。
こういった状況下においてサウスウエストの先住民は自発的意志を犠牲にすることなく、
コミュニティの統合を保つために、困難であるが、信念を固持した。
「働き」「遊び」「踊
り」「祈り」を大切にすることで生命を生きた状態に保つ。一方でありあまる想像力を持
つ者、おそらく近現代的発想を持つ者、は故郷を捨てる。そう選択するしか無い。
こうやって、生き残る先住民だちと、一見美しく見えるリタイアメントたちのコミュニテ
ィ、それに加え、核施設を抱え、エリートたちが居住する。先住民たちが生き残るには強
い意思が必要であり、現代社会の妄想に駆られた人は去らざるをえない。
著者は砂漠を走り、グランドキャニオンの頂に立ち、どういう結論に達したのか。私は完
全に読みきることはできなかった。
ただ、「旅は秩序を壊す儀礼でもある」という深みのあ
る言葉から、彼は自らの居場所「故郷−ホーム」を見出した?と想像するのが精一杯だ。











