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本のタイプ | 紀行 |
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著者 | 司馬 遼太郎 |
タイトル |
街道をゆく (40) (朝日文芸文庫) |
テーマ | |
主な訪問国 | 中華人民共和国/台湾(台湾省/中華民国)/ |
以前読んだ「韓のくに」で韓国の数奇な運命を目の当たりにしましたが、この本でも台湾の数奇な運命を目の当たりにしました。 台湾も韓国同様、日本の歴史と深く関わり、暗い影を落としています。また、韓国同様、「中国」の存在は韓国とは別の意味で強烈に影響しているようです。 「国家」の枠組みとは、何だろうか。 地理的、民族構成など、やわらかな枠組みであっ たはずが、大国の拡大路線に翻弄され、関係を更に悪化させているように思う。大国とは 中国だけではなく、日本もそうだし、アメリカもそうだし。フランスなどの今でも植民地 を有する宗主国全体に言えることだ。このような状況を目にすると、いつも人間は未だ「動物」から進化していないのではない だろうか?と思ってしまう。どこかの「独立」を認めてしまうと。余計、混乱してしまう? と考えているのだろうか。これは大国の論理だ。