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モンゴル紀行:そろそろ旅へモンゴルのおすそわけ| データ項目の説明→
| 書名 | そろそろ旅へモンゴルのおすそわけ |
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| 著者 | 岸本 葉子 | |||||
| 書籍種類 | 紀行 | |||||
| 紀行の種類 | 旅行記 | |||||
| 旅の種類 | - | |||||
| 主要テーマ | ||||||
| 主要訪問国 | モンゴル | |||||
| その他訪問国 | ||||||
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「そろそろ旅へモンゴルのおすそわけ」|紀行読書感想
病気を乗り越えて
岸本さんの紀行文を拝読するのは2回目。
作家というより、エッセイストというお立場のようですが、
この本は紀行エッセイというジャンルに属すると言ってもいいでしょう。
エッセイとは何か?という問には答えることができませんが、岸本さんの文章は独特の空
気感を感じます。
今回はモンゴルヘ。モンゴルの空気感と病を克服した新たな気持ちが伺えます。
病を克服したとはいえ、彼女の病は「癌」である。
克服した、その開放感と、再び病に襲われるのではないかという不安感があるなか、よく
思い切って旅をしたなぁというのが率直な感想です。
おそらく、今後、病に打ち勝つために、心の整理をつけるための旅でもあったのでしょう。
私自身も様々な病、或いは病の「疑い」をかけられました。
今まで健康だった自身に、突如として病の影が襲ってくる。これは、そういった状況に立
たないと理解できないかもしれませんが、絶望も淵に立たされます。あらゆる社会活動に
影響が出ます。すべてにおいて消極的に。
こういった状況の中、彼女は前向きに歩んでいく勇気と、そこから得た新たな気持ちを「お
すそわけ」という言葉で表現したのでしょう。
進化するモンゴル
モンゴルといえば、どうしても、強豪な「相撲」選手を輩出する国というイメージしかあ
りませんでした。
或いは、チンギス・ハーンの存在でしょうか。
首都のウランバードルは想像以上に都会。資源を多く有するということもあるかもしれま
せんが、急激に発展している国のひとつ。
ですが、少し首都から離れると、従前のモンゴルの姿が残っている。新旧の文化が共存と
いう、いい意味での表現も可能ですが、現実的には「格差社会」が拡大している。
ウランバードルの空港に降り立った爽快感。そしてゴビ砂漠で味わった、本来のモンゴル
の空気。その空気を吸った岸本さんは、最初にウランバートルで吸った空気とは明らかに
違うことを感じ取っていた。そこに今のモンゴルが象徴されているのだろうか。











