紀行地図

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「静寂のノヴァスコシア」で旅した地図

静寂のノヴァスコシアで旅した軌跡

【カナダ】 【ノヴァスコシア州】  [ハリファックス]  [トルーロ]  [グレートヴィレッジ]  [ヤーマス]  [パースボロ]  [アドヴォケイトハーバー]  [マブー]

「静寂のノヴァスコシア」の内容

本のタイプ 紀行
著者 ハワード・ノーマン
タイトル 静寂のノヴァスコシア (ナショナル ジオグラフィック・ディレクションズ)
テーマ
主な訪問国 カナダ/

静寂のノヴァスコシアのブックレビュー

この本はカナダの南部、ノヴァスコシア州の静かな半島を舞台にした物語。 著者がこの地を感慨深く旅をした旅行記ではありません。いくつかの一貫性の無いエッセイを織り交ぜ、「ノヴァスコシア」をホログラムのように浮かび上がらせています。少し確度を変えると、その都度、違ったノヴァスコシアが現れてきます。 個々のエッセイの感じ方によって、この地を如何様にも捉えることができます。 熱狂的な、ある小説家のファンが家庭を捨て、朗読会へ参加をする、ごくありふれた婦人の物語。 「前触れ」と呼ばれる口承伝説を信じる独特の風土。アマチュア野鳥愛好家の著者が語る「野鳥論」。 心の中で「その地」を浮かび上がらせる。これが、この「シリーズ」の共通した手法のような気がします。 ぼんやり読んでいると、何のことが書いているか分らなくなります。 視覚的に捉えない。これがこの本を理解する一つのコツかもしれません。