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旅行記,紀行:「ノーザンライツ」| データ項目の説明→
| 書名 | ノーザンライツ |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | 星野 道夫 | |||||
| 書籍種類 | 紀行 | |||||
| 紀行の種類 | 紀行 | |||||
| 旅の種類 | - | |||||
| 主要テーマ | 歴史、文化 | |||||
| 主要訪問国 | アメリカ(アラスカ) | |||||
| その他訪問国 | ||||||
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「ノーザンライツ」|紀行読書感想
星野道夫メモリアル・トーテムポール・プロジェクト
2006年の8月「星野道夫メモリアルプロジェクト@Miraikan」に参加した。
発起人(新
井敏記氏:Switchパブリッシング編集長、山ロ智子:女優、ボブ・サム:アラスカのスト
ーリー・テラー等)による星野道夫没後10周年を記念した催しだ。(参加レポートは
こちらで)
今年も「星野道夫メモリアル・トーテムポール・プロジェクト」が開催されたが、平日で
の開催のため、参加できませんでした。
せめて星野氏の想いを心に留めることをしたいと思い、この本を手にしました。
「星野道夫メモリアル・トーテムポール・プロジェクト」はSwitchパブリッシングから刊
行される「Coyote」に毎回途中経過を報告しています。プロジェクトの概要はCoyote No.16
に詳しく記載されています。(感想文はこちら)
アラスカの現在、過去、未来へ
この本の物語はアラスカを開拓した2人の女性の数奇な運命から始ります。
この本の最後
に星野氏と2人の女性が旅をするシーンが描かれています。この旅物語を文章にする前に
星野氏は不慮の事故のため他界。同行した女性がこの短い旅物語の最後を綴っています。
アラスカが様々な国家の圧力に揉まれ、現代に至っている様をこの本は描いてく
れています。
自然を守ることはどういう意味があるのか。権力に厳然と立ち向かう先住民
たち。
そして世論を巻き込み、1 0 0%とはいわないものの、勝利をおさめる。この先も
茨の道を歩むことでしょう。ただ、星野氏をはじめアラスカを愛する人たちの頑強な意志
があれば、悲観すべきところは何も無いと想像します。
無論、アラスカにも近代化の波が
押し寄せ、これを受け入れています。
「あの頃は良かった、というノスタルジアから何も生
まれてこない」
現実を受け止め、前を向いて生きていくべきである。というメッセージ
が感じ取れます。
本との出合いは運命なのか
この記事は2007年9月10日に書いています。私事で恐縮ですが実は9月6日、大腸
のポリープを切除しました。組織検査は今時点では分かっていません(※)。大丈夫だと言われ
ていますが、やはり「悪性か否か」ということが気になります。「死」というものを生まれ
て初めて意識することになりました。
星野氏の本はアラスカの自然をただ賛美するといった単純な本ではありません。
星野氏は古代から受け継がれた神話から、現代の人類は何か大事なことを忘れているので
は無いか、ということを感じ、人類全体に警鐘を鳴らしています。
そして、人間、動物が生きるために必要な狩猟行動〜獲物を殺し、糧とする〜を自然の摂
理として、深い愛情を込めて描写しています。
星野氏の物語の深淵には「死」というものが流れています。
「大げさではない死」という言葉を別の文章で見たことがあり、感銘を受けたことがあり
ます。人間界という狭い範躊ではなく、生き物全体で考えると個の死は「おおげさ」では
無いのです。自然であり、かつ、尊いものなのです。
奇しくも、このような状況下で星野氏の本を手にし、こうやって感想文を書くことに「良
い」意味で運命的なものを感じざるを得ません。これは悲観的になっている訳ではありま
せん。決して。(※2007/10/9日追記:ポリープは良性でした。)


10年後に読んで









