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【フランス】 [パリ] +モンマルトルの丘 +ビアリッツ空港 [バイヨンヌ] +サン・ジャン・ピエ・ド・ポール【スペイン】 +ロンセスバージェス村 [パンプロナ] +サングエサ +ザビエル城 +アリバ +ゲタリア [サン・セバスチャン] [ビトリア]
本のタイプ | 紀行 |
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著者 | 司馬 遼太郎 |
タイトル |
街道をゆく〈22〉南蛮のみち 1 (朝日文庫) |
テーマ | |
主な訪問国 | スペイン/ |
司馬遼太郎さんの本は個人的には大好きです。知識と洞察の上に成り立っている本です。 あまりにも内容が「濃い」ため、訪れたい国の雰囲気を味わいたい・・という場合には この本は向かないんですよね。何せ重い。お腹一杯になります。 この本はスペイン(第2巻はポルトガルも)を巡っていますが、日本人にも馴染みある フランシスコ・ザビエルとその兄弟子であるイグナチオ・ロヨラ(イエズス会創設者)の 生まれ故郷であるスペインの「バスク地方」を巡る旅です。パリからフランス側バスクへそしてスペイン側バスク。その旅程の中でイエズス会の成り立ちや 哲学者を目指していたザビエルを口説いて神学者にしたロヨラ・・といった史実を交えています。ちなみにバスク地方とは古来からある「括り」であり、「現在」の「国家」という枠組みで言うと フランスとスペインに跨っている・・・ようはこういった説明がたくさん盛り込まれているということです。