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香港、澳門旅行記,紀行:「深夜特急〈1〉香港・マカオ」| データ項目の説明→
| 書名 | 深夜特急〈1〉香港・マカオ |
深夜特急〈1〉香港・マカオ posted with amazlet on 06.08.22 沢木 耕太郎 新潮社 (1994/03) 売り上げランキング: 8,279 おすすめ度の平均: ![]() 1巻から2巻のテンションは、読み人を旅人にさせる熱気を放ちます がまん 紀行文の最高傑作 |
|---|---|---|
| 著者 | 沢木 耕太郎 | |
| 書籍種類 | 旅行記 | |
| 紀行の種類 | 旅行記型 | |
| 旅の種類 | ||
| 主要テーマ | ||
| 主要訪問国 | 香港、澳門 | |
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「深夜特急〈1〉香港・マカオ」|旅行記読書感想
さて出発
いよいよロンドンに向けて出発です。読み手の私が高揚する一方、本の中の沢木さんはわ りと浪々に旅たちます。淡々とした、というか、漠然とした旅。ただ、ロンドンまで乗り 合いバスで行くという大きな目標を持っています。決まっているのはそれだけ。目的達成 のために手段を選ばない。ではなく、「手段は考えない」。この本はそういうところに世の 若人を引き付け、沢木耕太郎Jr. を輩出し続けているのでしょう。
酔狂
一度悦楽を味わうと離れられない。(おそらく)冷静な沢木氏でさえ、酔狂に取りつかれた。
冷静さを失ったとまではいかないですが、冷静さを保ったまま酔狂の世界に自らなだれ込
む潔さ。が気持ちいいい。
香港とマカオのいかがわしく、怪しい雰囲気。一度刺激を味わうと更に刺激を求める。最
初に訪れた香港とマカオの亡霊をその後もしばらくは追い続けていたように思えます。
賽は投げられた
守りから「攻め」に転じた瞬間。いいですね。旅は「守り」ではなく「攻め」。「後悔」し たくない。だから攻める。攻め続ける沢木氏。それにあわせて旅も面白くなる。面白い旅 行記すべてに共通する著者のスタンスです。
「音」と「光」
再読とはいえ、案外記憶に残っていないな。というのが正直なところ。でも「一度読んだ」 という過去の自分に対するアドバンテージもあり、落ち着いて読めました。そのためか妙 に街の風景が目に浮ぶ。香港で宿泊した怪しい宿。繁華街の雑踏。マカオのカジノの風景。 あらゆる風景がパッと目の前に広がる。
最初に読んだ時は沢木氏の身の回りで次々に起こる出来事に注力し、物語に吸い込まれた。 今回は落ち着いて風景も味わう余裕があったのかな?「音」と「光」の描写。マカオの何 気ない描写もアジア的味わいとは違うものを感じました。 香港の「ゴールデンパレス」では匂い(臭い)までも本から漂ってくる・・。
裏・深夜特急
雑誌CoyoteN0.8は深夜特急特集。旅立つまでの物語。何故、このルートを選択したのか。 当時の沢木氏の想いが伝わってきます。深夜特急ファンには見逃せない雑誌ですが、残念 ながら売り切れかな。またこの雑誌には沢木氏が薦める木が紹介されています。以前読ん だ「マラケシュの声」も含まれており、この本のように書こうと考えたようですが、諦め た模様。


1巻から2巻のテンションは、読み人を旅人にさせる熱気を放ちます









