「わたしのマトカ 」の内容

本のタイプ	紀行
著者	片桐 はいり
タイトル	わたしのマトカ (幻冬舎文庫)
テーマ
主な訪問国	フィンランド/

わたしのマトカ のブックレビュー

以前読んだ片桐はいりさんの「グアテマラの弟」に続き楽しませて頂きました。「わたしのマトカ」のほうが先に出版されています。 「グアテマラの弟」と同じく、愉快な紀行文でした。人を楽しませる術をよくご存知な方です。 今回は映画「かもめ食堂」のロケ地であるフィンランドが舞台。日本での過酷な撮影現場とのギャップに 戸惑い、そのゆったりとした時の流れに驚き、そして癒されています。 四方山話が中心ですが、フィンランドの人々の人柄や豊かな自然を随所に感じることがで きました。 彼女は小心者といった印象がありますが、とんでもない。肝が据わった方ですね。魅力的な方です。
彼女の目にたまたまそう映ったかもしれないのですが、フィンランドの人は概して大人し く、シャイ。 というとこからすると日本人に似ている？って気もしますが、これが酒が入 ると豹変するようで・・。 これはどこの国でも同じような気もしますが、後片付けはきち んとするそうです。 決死の覚悟で臨んだバーでの出来事は笑ってしまいました。 酔っ払いがウンチク垂れるの はこれも我が国と同じなのかな。