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アメリカ文学:「幽霊たち」 | データ項目の説明→
| 書名 | 幽霊たち |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | ポール・オースター | |||||
| 書籍種類 | アメリカ文学 | |||||
| 紀行の種類 | ||||||
| 旅の種類 | - | |||||
| 主要テーマ | 文学 | |||||
| 主要訪問国 | アメリカが舞台 | |||||
| その他訪問国 | ||||||
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幽霊たち|たまには小説
久しぶりの文学
「意識的」に小説を読んだのは本当に久しぶりだ。
「意図的」と書いたのは愛読するCoyote No.21号で柴田元幸氏によるポール・オースター氏の「ガラスの街」の全訳を「読んでしまった」からだ。
この「ガラスの街」を読んだ時、シュール感というか前衛性というか、
そういった雰囲気が相当に衝撃的だった。
衝撃的というのは、こういう本に出会ったことが無いという意味ではなく、
こういう雰囲気の物語が好きで、久しぶりにこういう本に出会ったという意味。
フランス映画を一時期好んで見ていて、この手の意味不明的な作品をよく観ていた。
また、「文学とは無縁」と今までもお話してきましたが、大学生の頃、暇をもてあま
した夏休みとか狂ったように、罪滅ぼしをするように文学的小説を読み漁った。
罪滅ぼしというのは、それまで全くと言っていいほど文学小説を読んでいない自分に対する罪
滅ぼしかな。
シュールな世界
その中で出会った作家が安部公房氏の「砂の女」。
これは衝撃的だった。この摩河不思議な
世界の虜になった。
続いて読んだのが同氏の「箱男」。これは「砂の女」以上に摩房不思議
な世界観が広がっていた。
もう十数年?も前に読んだので話の筋すら覚えてませんが、今回
読んだオースターの「幽霊たち」は安部公房を読んだ時の感覚と同じだ。
オースターの作品は無意識、意識的含めて2作目だが、この2作品は「ニューヨーク三部作」
と呼ばれるうちのものだ。
ということは、もう1冊の「鍵のかかった部屋」も同じような不思議な世
界が「期待」できる。読まなくては。
「幽霊たち」は安直に言うとミステリーだけど、結末に意味があるのではなく、舞台の設
定と話の骨格に意味があり、その流れをどう受け取るか・・というところに醍醐味がある
ような気がしている。
なにせ、結末を期待すると、意味不明だからだ。
「ガラスの街」を既に読んでいたということもあり、オースターの世界を少しは味わえたよう
な気がする。
安部公房を再読しようか・・という気になってきた。比較する意味では無いけど、ぼくは安部公房のほうがもっと強烈な世界観をもっていたような気がする。


製本については疑問、でも作品は素晴らしい。









