紀行地図

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「21世紀 仏教への旅 インド編・下」で旅した地図

21世紀 仏教への旅 インド編・下で旅した軌跡

【インド】   +コーティ村   +ナーディカ村  [ヴェーサーリー]   +ケッサリアの遺跡   +カクッター河  [クシナガラ]

「21世紀 仏教への旅 インド編・下」の内容

本のタイプ 紀行
著者 五木 寛之
タイトル 21世紀 仏教への旅 インド編・下
テーマ
主な訪問国 インド/

21世紀 仏教への旅 インド編・下のブックレビュー

「上巻(21世紀 仏教への旅 インド編・上)」にも触れられていましたが、下巻はヒンドゥー教と仏教、そして現在のインドが置かれている「現実」が主なテーマ。 法的にはカースト制度は廃止されるも、市民の心に強く残るカースト制度。アンタッチャ ブルと呼ばれる不可触民。その扱いは人間以下である。 平等を説いた仏教の根本的思想を何故、インドは受け入れなかったのか。ブッダ亡き後、 イスラムに侵略され、その後、ヒンドゥー教が台頭する。 仏教復活を唱える活動が不可触民の中で盛り上がるも、指導者亡き後、衰退していく。そ の中で日本人の僧侶が仏教復活の指導者になったことは興味深い。 差別構造により、国の秩序を保つことを意図しているのだろうか。現在、インドはIT立国 としての地位を高めているが、この隠れた差別構造が無くならない限り、インドが国際社 会に認めてもらうのは困難だろう。あの平和を訴えたガンジーでさえ、ヒンドゥー教を否定していない。不思議でならない。