紀行地図

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「21世紀 仏教への旅 インド編・上」で旅した地図

21世紀 仏教への旅 インド編・上で旅した軌跡

【インド】  [パトナー]  [ラージギル]  +霊鷲山  [ムンバイ]  [ブッダガヤ]   +マハーボディー寺院  [ナーランダー]   +ナーランダー寺院   +ジャグディスプル

「21世紀 仏教への旅 インド編・上」の内容

本のタイプ 紀行
著者 五木 寛之
タイトル 21世紀 仏教への旅 インド編・上
テーマ
主な訪問国 インド/

21世紀 仏教への旅 インド編・上のブックレビュー

作家の五木寛之氏がしたためる、インドの旅。司馬道太郎氏のような、学問的検証も踏ま えつつ、進む・・という形式ではなく、学問的な説明は適度な量におさえられており、読 みやすいものです。加えて、氏の文学的筆致には敬服するばかりです。インドの宗教は多種多様であり、正確な統計的な数字は別として、ヒンズー教が大多数を 占めています。一方、仏教は割合的には、「少ない」のが現実。 五木寛之氏はインドで生まれた仏教が何故、インドでは衰退したのか。そして、発祥の地 を飛び出した仏教が中国、韓国、そして日本へ何故伝播したのか。日本人の多くが信仰す る仏教はブッダの悟り、教えを説いたものと違うのだろうか?そんな疑問を持ちつつ、ブッダの「最後」の旅路を辿り、氏自身が感じ取ったものから、 自分なりの解釈をしてみようとしている。そう感じました。そもそものきっかけは氏が取り組んだ「百寺巡礼」。日本各地を巡るなかで、「仏教」の原 点を検証する必要があると語っています。