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アラスカ旅行記,紀行:「旅をする木」| データ項目の説明→
| 書名 | 旅をする木 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | 星野道夫 | |||||
| 本のタイプ | 紀行 | |||||
| 紀行のタイプ | 随筆 | |||||
| 主要訪問国 | アラスカ、エクアドル、オーストリア | |||||
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紀行地図〜旅行記,ガイド|「旅をする木」で辿ることができる主要都市
【アラスカ】
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【アラスカ】
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[キスカ]
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[ポイントホープ]
「旅をする木」の読書感想
アラスカと人生と死
アラスカを舞台にした短編のエッセイを束ねた本書。アラスカに見せられた星野道夫氏の
愛情の塊でもあり、今となっては故人となられた星野氏の遺言のような清らかな随筆でし
た。
自然と対峙することが、そのまま死と向き合う姿。そのことを覚悟しているアラスカの人々。
星野氏も例外ではなかった。
「何をするか?」ということから、残された時間の中で「何かできるか?」。という発想の
転換。この発想の転換をもたらしたのは、友人の「死」がきっかけだった。
とはいえ、「死」を大げさにとらえていない。いつか来る当たり前の出来事とアラスカの人々
は捉えているように感じました。自然の蜜に結合する人間の営み。そういった営みを太古
の時代から脈々と受け継いで来た。自ずと死というものを受け入れるようになった。
日本とアラスカの繋がり
日本とアラスカの繋がりについて論じている書物を読んだことがあります。黒潮に乗って
アラスカヘ渡り、カナダのブリティッシュ・コロンビアあたりからハワイ方面へ向かって、
日本へ。日本とアラスカをつなげる「導線」。
かつて日本から漕ぎ出でた多くの船が遭難した。そのいくつが、この経路を経てアラスカ
にたどり着き、生活を共にする。アラスカの先住民のクリンギット族やハイダ族が持つ高度な
文化は日本も関係しているのでは?というロマン溢れる物語。事実、アラスカに受け継が
れている口承神話を、そう解釈できるものあるようです。
これからの生きたかを考えさせられました。
何か押し付けがましく、人生論を語っていることはしません。
アラスカの1枚の「写真」
に触発され、アラスカの小さな村へ単独で乗り込んでいく。そして強引のアラスカ大学へ入学。そ
してアラスカヘ永住する決意。
「強い意志」のあれば、何か新しいものを生み出すこともできるし、人との出会いも生ま
れる。「意思」の無いところには何も生まれない。
星野氏の言葉。
「最後に意味を持つのは結果ではなく過ごしてしまったかけがえのないその 時間である」。
「結果」として、星野氏は不慮の事故に会い、この世を去った。ただ、彼の「過ごした時間」
は、かけがえのない時間であった。
今私か属している世界とは全く逆の発想だ。そして、この言葉に救われた気がした。徐々に私の人
生の、重く、錆びた鋼鉄のベクトルがギシギシと音を立てながら、1ミリくらい動いたよう
な気がした。


アラスカに暮らす








