紀行地図

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「韓のくに紀行」で旅した地図

韓のくに紀行で旅した軌跡

【韓国】  [釜山]   +竜頭山   +金海  [慶州]   +仏国寺   +友鹿里(慕夏堂) [大邱] [倭館] [扶余]

「韓のくに紀行」の内容

本のタイプ 紀行
著者 司馬 遼太郎
タイトル ワイド版 街道をゆく〈2〉韓のくに紀行
テーマ
主な訪問国 大韓民国/

韓のくに紀行のブックレビュー

これまで何冊か司馬遼太郎氏の紀行「街道をゆく」シリーズを読みましたが、相変わらず (いい意味)の脱線しまくり、歴史ロマン溢れるものでした。 韓国が歩んだ歴史の「道筋」を辿るというのが、この本の主題。氏は「兵隊」として韓国 の地を踏んだという背景もあるようです。 訪れる場所は少ないものの、氏の溢れんばかりの知識、持論が随所に展開。どうしても西 欧諸国の紀行を手にすることが多かったので、改めてアジアの歴史を堪能しました。 高校生の歴史で習ったとき以来、耳にした「新羅、百済、高句麗」。そして、「唐、清」。 そして韓国の動静がそのまま日本へ投影される様。他国の時間軸で日本という国を対比さ せることで、より客観的に「日本」という国を見ることができました。 奈良時代以前などは「百済」の影響なくしては語れない。「大化の改新」は百済からの亡命 者なくしては為しえなかった。例えばそういうこと。こういったことは義務教育時代の歴 史学では学べない。 紀行書にはめずらしく、巻末に「索引」が付けられています。歴史を学ぶ教科書としても 役に立ちそうです。