紀行地図

司馬遼太郎「韓のくに紀行」の書評

紀行地図紀行文庫 > 韓のくに紀行

韓国旅行記,紀行:「韓のくに紀行」 |    データ項目の説明→

書名韓のくに紀行
ワイド版 街道をゆく〈2〉韓のくに紀行
ワイド版 街道をゆく〈2〉韓のくに紀行司馬 遼太郎

朝日新聞社 2005-02
売り上げランキング : 303243

おすすめ平均 star
star遠い国

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
著者司馬遼太郎
書籍種類紀行
紀行の種類テーマ型
旅の種類
主要テーマ韓国、日本の歴史
主要訪問国韓国
その他訪問国
この本の感想やコメントはブログの方へもどうぞ。

韓国紀行「韓のくに紀行」で辿ることができる主要都市

韓国
 [釜山]
  +竜頭山
  +金海
 [慶州]
  +仏国寺
  +友鹿里(慕夏堂)
[大邱]
[倭館]
[扶余]

韓国地図

韓のくに紀行|紀行読書感想

韓国なくして今の日本は無い

これまで何冊か司馬遼太郎氏の紀行「街道をゆく」シリーズを読みましたが、相変わらず (いい意味)の脱線しまくり、歴史ロマン溢れるものでした。

韓国が歩んだ歴史の「道筋」を辿るというのが、この本の主題。氏は「兵隊」として韓国 の地を踏んだという背景もあるようです。
訪れる場所は少ないものの、氏の溢れんばかりの知識、持論が随所に展開。どうしても西 欧諸国の紀行を手にすることが多かったので、改めてアジアの歴史を堪能しました。

高校生の歴史で習ったとき以来、耳にした「新羅、百済、高句麗」。そして、「唐、清」。 そして韓国の動静がそのまま日本へ投影される様。他国の時間軸で日本という国を対比さ せることで、より客観的に「日本」という国を見ることができました。

奈良時代以前などは「百済」の影響なくしては語れない。「大化の改新」は百済からの亡命 者なくしては為しえなかった。例えばそういうこと。こういったことは義務教育時代の歴 史学では学べない。

紀行書にはめずらしく、巻末に「索引」が付けられています。歴史を学ぶ教科書としても 役に立ちそうです。

3つの国

あまりにも情報量が多く(「街道をゆく」シリーズすべてに言えることですが)、ここでそ の全てを記載することはできませんが、現在の中国、南北朝鮮、日本はそれぞれの時間軸 で起こった歴史的変化を「もろ」に受け、想像もしない展開になっていった。

改めて認識したのは「儒教思想」。大国を統一国家として成立させるには、何らかのシンプ ルな思想なくしては成立させることは困難で、儒教がその根底にあること。これが韓国、 中国間の史実を理解する上でとても重要になってきます。

中国、韓国の体制、国民性は我々からすると激烈で、理解の範囲を超える感覚を持ちます が、なるほど。そういうことが背景か。と改めて理解した次第。

興味深いのは「対馬」の存在。当たり前ですが、日本と韓国の間に位置する島。対馬は日 本と韓国の橋渡し的役割を果たした。
一方で、対馬は周囲を海に囲まれ、土地も痩せ、住 民を養う「食料」を生産するには限界があった。
ここで対馬は韓国から米を調達することになる。

そして、対馬もさることながら、韓国も数奇な運命を辿ることになる。埋もれがちな史実 を丁寧に掘り起こす。多分に氏の主観が入るものの、大河ドラマですな。

トップページへ Top page
国、都市検索紀行地図検索
紀行書籍検索紀行文庫
細道ブログへ ブログへ
音楽紀行へ音楽紀行へ!
サイトの説明このサイトについて
リンク集リンク集
都市や書名、作家名などで検索


紀行地図内を検索
僕は・・紀行地図職人
取扱説明書表記と方針
ご意見ご意見ください!

▲このページのトップへ

| 紀行地図検索 |このサイト| 紀行文庫 | リンク集 |

| ご意見紀行地図の表記等の方針紀行地図職人ブログ |

アジア アメリカ ヨーロッパ アフリカ オセアニア
Copyright travel-mapper.com all right reserved. 2006-2008
当サイトの記事の無断使用は禁止します。手書きの地図については「表記と方針」を参照下さい。