紀行地図

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「天国にいちばん近い島」で旅した地図

天国にいちばん近い島で旅した軌跡

【ニューカレドニア】+ヌーメア+ウベア島

「天国にいちばん近い島」の内容

本のタイプ 紀行
著者 森村 桂
タイトル 天国にいちばん近い島 (続) (角川文庫 (5944))
テーマ
主な訪問国 ニューカレドニア/

天国にいちばん近い島のブックレビュー

油断してました。泣けました。しかも旅行記で。昔、原田知世が主演した映画。このイメージが強烈に頭にあり、メルヘンチックな少女漫画系の印象しかありませんでした。森村桂さんの本も初めて。これもイメージですが、赤川次郎系の類かと。固定観念って怖いですね。年をとると(若いつもりですが)思い込みが激しくて。当サイトでは基本的には主観的な形容詞は使わないように心がけていますが、素晴らしい本でした。 いろいろ事情があって、ニューカレドニアの中をたくさん巡ってはいません。ですが、彼女を取り巻く人々の関わりなどを細かく表現しており、旅情たっぷり(ほとんど滞在記)。なんだか小説風。これだけ臨場感があると、共に旅をしているようです。 本としては典型的な旅行記型です。現代のイメージとはかけ離れているニューカレドニア。旅した時期はなんと昭和40年!です。こんな時代によく行ったものです。今はこの本のお陰とおもいますが、今では観光地としては一流です。島で「天国にいちばん近い」という冠を持っているのはニューカレドニアくらいですね。この本を読む限り、現在のようなリゾート地の映像は浮かんできません。全く。赤茶けたアフリカのような映像が浮かんできます。