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「ハンナのかばん―アウシュビッツからのメッセージ 」で旅した地図

ハンナのかばん―アウシュビッツからのメッセージ で旅した軌跡

【チェコ】  [ノブ・メスト]  [テレンジ] 【ポーランド】  [オシフィエンチム]  (アウシュビッツ)

「ハンナのかばん―アウシュビッツからのメッセージ 」の内容

本のタイプ ドキュメンタリー
著者 カレン・レビン
タイトル ハンナのかばん―アウシュビッツからのメッセージ (ポプラポケット文庫)
テーマ
主な訪問国 チェコ/ポーランド/

ハンナのかばん―アウシュビッツからのメッセージ のブックレビュー

「ひとつのカバン」から真実を追う旅が始まる。 真実が眼前に迫ると逃げていく。真実は手を伸ばせば伸ばすほど遠のいていく。 真実を掴むのは、その真実を「知り」、それを「皆に伝えていく」という情熱がなけれ ば掴むことができない。そしてその情熱は大きな壁を突き動かしてゆく。この本の主人公はアウシュビッツヘ送られ悲しい結末を迎えたカバンの持ち主である「ハ ンナ」。そして、ハンナの辿った運命を紐解いてゆく、もう一人の主人公。このカバンの持ち主はどのような境遇に会い、アウシュビッツヘ送られたのか。 真実を追う「もう一人」の主人公はチェコヘと渡り、真実の扉を叩くが、扉は硬く閉ざされれている。 しかし、彼女の情熱が徐々に扉をあけてゆく。その最後は感動的な結末へ。未来を考えるには過去の真実から学んでいくことが大事だ。 その過去は悲しい過去であるがゆえに、紐解くことは難しい。主人公は敢えて、その扉をあ けていった。未来のために。