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紀行文庫:「Coyote(コヨーテ) (No.9) 」| データ項目の説明→
| 書名 | Coyote(コヨーテ) (No.9) |
コヨーテ―Magazine for new travelers (No.9(2006January)) posted with amazlet on 06.05.04 スイッチ・パブリッシング (2005/12) |
|---|---|---|
| 著者 | Switch publishing | |
| 書籍種類 | 雑誌 | |
| 紀行の種類 | - | |
| 旅の種類 | - | |
| 主要テーマ | - | |
| 主要訪問国 | 日本 | |
| その他訪問国 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | |
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紀行地図〜東京都台東区上野+サラエボ
+上野
+サラエボ
読書感想
上野物見遊山
上野の「街」の原点。その栄華と群がる市井の民。そこから生まれる文化と集まる文化人。そして時代の変化。残された町。通過される町。今も独特の雰囲気を残す上野を愛する人たちによる「上野懐古」「上野回顧録」が今回のテーマです。懐古する余地など無いスクラップ・アンドビルドされた街が増殖した今、上野という街は懐古可能な隙間を多く残し、その隙間にそっと佇んでいる人の声をそっと拾い上げています。上野という街に焦点を絞るところがこの雑誌のアイデンティティそのもです。
懐古できるということ
過去を意図的に懐古できないようにする施策を大得意とするこの国。そういった中で暮らし、この東京を実は愛している私。こいうテーマに接すると都合よく賛同してしまう、このノンポリさ。 話は変わりますが、先日読んだ「ドイツ 町から町へ」にこういった文がありました。「ドイツの町も日本と同じく村や町、市レベルでの「市町村合併」があります。その新しい行政区の名称を、という話に当然なり£すが、ドイツでは合併する前の町の名前をそのままくっつけます。表記上は間に「=」を入れます。過去の歴史を辿れないようなことは絶対にしないと。
守るべきもの
この国は平気で名前を変えます。これは動植物の「絶滅」と同じことだと感じました。数十年、数百年愛されてきた名前をバッサリ切ってしまう。過去を懐古でき、辿れることはある意味、幸せなことなんです。前号のボスニアをテーマにした石紀美子さんの随筆にボスニアの図書館が内戦で全焼した様子が書かれています。図書館を最後まで守り続けた市民。そして多くが銃弾に倒れています。旧ユーゴスラビア時代からの歴史を辿るものがここですべて灰になっています。この灰を大切に保管する市民も多くいたようです。守るべきものが我々と少し違うようです。
きのうの楽園(ボスニア・ヘルツェゴビナ):石紀美子
連載3回目です。今回もある数奇な運命を辿った人を追っています。記事の最後にあるコラムに記載されていましたが、激しい民族間の争いは国家の争いの「種」として利用されているのが実情とのこと。宗教を背景とした領土争いに利用されました。
目次概要
特集●旅行者の記憶上野物見遊山
・Document 吉本隆明翁に会いに行く。吉本問答十七番 写真/ホンマタカシ
・Photo Story 東京を撮る 木村伊兵衛に寄せて/荒木経惟
・Map 上野の山、ぐるり 地図/谷山彩子
・Illustration Essay 冬の日をさがして自転車で 上野の山の植物誌 絵と文/大野八生
・Document アメ横 焼け跡・闇市から六十年 文/治田明彦 写真/崎山健一郎
・Photo Story 上野の山をめぐる冒険石川淳『焼跡のイエス』を歩く 写真と文/石川直樹
・Book Guide 上野の山へ分け入る前に手にしておきたい13冊 挿画/赤井稚佳
・Document コヨーテが行く! 絵/緒方修一
その他
・Photo Story
新連載 CARAVAN LOST『植木鉢の木』茂木彩子
松浦弥太郎 グッデイ!第7回 <中目黒>
・Novel 片岡義男 廃墟の明くる日 第4回 『いまは無職、二十八歳、美人で聡明1』
・Poem 連作詩コヨーテ 第2回 伊藤比呂美『コヨーテ、カモ娘を』
・Document 「きのうの楽園」第4回文/石紀美子
・Document
「星野道夫 星を継ぐ者」新井敏記
「鐘の鳴る町町」緒方修一
・column
コヨーテの旅のおとも図鑑
最初の一歩 第9回
野崎良太 「無邪気」










