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紀行地図紀行文庫 > Coyote:コヨーテ (No.6)

紀行文庫:「Coyote:コヨーテ (No.6) 」| データ項目の説明→

書名Coyote:コヨーテ (No.6)
コヨーテ―Magazine for new travelers (No.6(2005July))

スイッチ・パブリッシング (2005/06)
売り上げランキング: 39,942
おすすめ度の平均: 5
5 植村直己さんのファンにオススメです
著者Switch publishing
書籍種類雑誌
紀行の種類-
旅の種類-
主要テーマ-
主要訪問国グリーンランド他
その他訪問国アフリカ他
★コヨーテの過去の記事はこちら★
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この本を更に楽しむための本のリスト

紀行地図〜アルゼンチン丸で世界放浪。1964年〜。

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アルゼンチン丸で世界放浪

読書感想

所感

冒険家の(故)植村直己氏の特集です。植村氏の偉業を単に称えるといった内容ではなく、氏と深くかかわっていた方、奥方の回想を丹念に描写し、いまここに植村さんが居ると錯覚してしまうリアルさで綴っています。南極大陸へ向けた準備の様子を奥方が「隠し録音」し、この内容を綴ったものや、植村氏が公演した(資金稼ぎのために)内容についてもリアルに綴られており、氏の人格にそっと触れることができます。常人の理解を超えた行動は、一見、戦略とは無縁な印象でしたが、常に慎重かつ大胆に計画されており、こういう積み重ねの上に成り立った結果であることが伺えます。

特徴

奥方である植村公子さんの回想録が植村氏の在りし日の姿を昭和色した8ミリフィルムの映像のように映し出しています。奥方へ甘える植村氏の姿。「キレる」ときは徹底的に「キレる」植村氏。人間味あふれる語り口で植村直己氏を回顧している姿は詩人のようであり、後世に「伝説」を語る、「語り部」のようでした。

特に

自分は半端物。社会の失格者と語っているところがあります。一方で、スポンサーや協力を惜しまない人たちに対して「豪語」したことに対する責任を、命を懸けて果たそうとする姿勢は半端者とは対極を成しています。周囲の人は2つのことを植村氏へ願っています。ひとつは「何が何でも成功させること」。もうひとつが「無事に戻ってくること」。植村氏は、この二つは正反対の意味であると語っています。マッキンリーヘ単独登頂を成功させ「何がなんでも成功する」ことを達成しましたが、その後「無事に戻ってくる」ことは叶わず、自然と同化してしまいました。

目次概要

特集:植村直己|冒険の前に

・出発十日前(植村直己と公子の会話)
・私は日本人、植村直己です。
・帰ってこない春
・しんしんと積もってくるもの(植村公子インタビュー)
・冒険旅行に出る前に
・八つの冒険
・公演「冒険と人生」
・夕桜
・二つの冒険館
・植村直己の年譜
・ブックガイド

その他

・遺された家:フランク・ロイド・ライトの「林愛作邸」
・松浦弥太郎<グッデイ!>パリ
・廃墟のあくる日:片岡義男
・「星を継ぐ者」:新井敏紀
・荒木経惟:「もう一つの『空言』、花に水」
・登る人:山野井泰史
・最初の一歩〜「合図」:皆川明

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