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紀行地図紀行文庫 > Coyote(コヨーテ) (No.12)

紀行文庫:「Coyote(コヨーテ) (No.12) 」| データ項目の説明→

書名Coyote(コヨーテ) (No.12)
コヨーテ―Magazine for new travelers (No.12(2006July))

スイッチ・パブリッシング (2006/06)
著者Switch publishing
書籍種類雑誌
紀行の種類-
旅の種類-
主要テーマ-
主要訪問国アメリカ
その他訪問国ボスニア・ヘルツェゴビナ
★コヨーテの過去の記事はこちら★
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紀行地図〜アメリカ:オレゴン州

[アメリカ]
+オレゴン州
+ベンド
[ボスニア・ヘルツエゴビナ]
+サラエボ

オレゴン州

読書感想

サーフィンの世界観

何故、そこまでサーフィンに拘るのか?ジェリー・口ペス(レジェンド:伝説的サーファ ー)は今まで何回か登場してきた。今回はジェリー・ロペスを扱った完全なドキュメンタ リーだ。生い立ちから、サーフィンとの出会い、頂点へ上り、レジェンドヘ。そして今。 これはサーフィンだけでなく、どんな世界の「極めた人」.においても十分、雑誌に取り上 げられ、人を唸らせることができる。では何故?サーフィンなの? あらゆる角度でサーフィンを紐解いていますが、「死」と隣り合わせであるということが精 神世界や哲学世界といった崇高な領域を作り上げているのでしょう。 「死」の世界が待ち受けているから「神」と呼ばれる存在が必要なのか?

例えば釣りだとこんな感じかな。

また引き合いに出してしまった釣りの世界。私はバス釣り(ルアー釣り)が専門。発祥は USですが、この世界にもレジェンドはいます。彼らは独特の世界観を持っていますし、彼 らが発する言葉ひとつひとつを我々は拝むような気持ちで間いています。私も、仲間と集 まれば一晩中、釣りの世界観、精神論について語り明かすことができます。 仲間内で「聖地」と崇めている福島県H湖。手付かずの美しい湖。。。。

朝4時起床。前の晩に準備は整っている。  「風向きは北寄り?」「昨日は雨だから水温は低いぞ」「シャロー(岸辺)かボトムか?」「ラ インは何ポンド?」「俺はサーフェイス(水面)を狙うな」 ウェーダー(釣り用の腰くらいまである防水服)を着、シューズを履き、靴紐をぎゅっと 締める。気合メーター振り切れ。夜が明けきれない暗闇の中、岸辺に立つ。水の中へ足を 沈める。ゆっくり、ゆっくりと湖底の感触を確かめながら歩く。水面が近づいてくると同 時に足にひんやりとした水圧がかかる。湖との対話最高に気持ちいい瞬間。無音の世界。 4:45. 磐梯山の脇から明るみが出てきた。湖面にモヤが出ているのに気付く。白い綿のような帯 が水面に浮かんでいる。頭の中でBGMが流れてきた。マーラーのNo5.アダージェット。 陶酔。あらゆるものが青白い。そういう時間帯だ。 第一投。ラインがリールから出る。空中をルアーが、ラインが流れる。狙い通りの場所へ 着水。頭の中でカウント。ラインが止まる。(水深5M弱かな)水面下にある、見えないル アーが置かれた状況を可能な限り想像する。(砂利石だ)(ウィード(水草)もある)(この あたり・・か・・)リールを巻きながら全神経をロッド(竿)を握る手に集中させる。鼓 動が全身に伝わる。(さ一来い。喰えっ!) これを何時間も延々と繰り返す。修行僧。

きのうの楽園(ボスニア・ヘルツェゴビナ):石紀美子

今回が最終回。残念です。サラエボの市民の何気ない「生活」を通してサラエボの現実、 真実を間接的に訴えています。 政治的な説明、論評ではこいった真実は伝わってこないです。 サラエボの紛争の結果があらゆる市民の生活に陰を落とし、その陰を見ることで、よりリ アルに伝わる。稀有なドキュメンタリーでした。なんともやりきれない、でもそうするし か無いといった、なんともやるせない気分になりました。 バルカンの紛争は一部の指導者により「作り出された」ものであると、前号でも語ってい ましたが今回も興味深い記録があります。 紛争で身元不明の死体が葬られた場所があり、身元確認を行うためにDNA鑑定をしていそ うです。そこで分かったことは、ほとんどの人が「スラブ系」のDNAを持っているようで す。複数の民族間での紛争・・ということでしたが、実は皆同じ民族であったと。

目次概要

特集●ジェリー・ロペスの静かな暮らし

I・故郷を遠く離れて
たとえば風の言葉のように
ジェリー・ロペスからの手紙
・Document 水の男
・Essay レイモンド・カーヴァー
・Short Story Sweet Candy Days 文/ジェリー・ロペス 訳/片岡義男
II・旅の途上、その先の波で踊る
・Travelogue チリ 文/ジェリー・ロペス
・Interview レアード・ハミルトン、ジェリー・ロペスを語る
・Fieldnote 賢者の波
・Book Guide To Make It Home
――そこを故郷とするための14冊

その他

・Photo×Story 「幸福な路地」
写真/藤代冥砂 文/リリー・フランキー
・photo essay CARAVAN LOST 第4回 茂木彩子
・Travel Guide 松浦弥太郎 グッデイ!第10回〈台湾〉
・Travelogue 沢木耕太郎
・Document 「きのうの楽園」第6回 石紀美子
・Poem 連作詩コヨーテ 第5回 伊藤比呂美

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