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紀行地図紀行文庫 > 明るい旅情

旅行記,紀行,ガイド:「明るい旅情 」|    データ項目の説明→

書名明るい旅情
明るい旅情
明るい旅情
posted with amazlet on 06.05.12
池澤 夏樹
新潮社 (2001/05)
売り上げランキング: 244,828
おすすめ度の平均: 2
3 旅に出る作家
1 池澤作品の基調となった旅
著者池澤夏樹
書籍種類紀行
紀行の種類テーマ型
旅の種類-
主要テーマ政治、風土、歴史など
主要訪問国フィンランド
その他訪問国ギリシャ,スーダン,イギリス他
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「明るい旅情」|旅行記読書感想

短編集。そしてムズムズとは。

所謂旅行記ではなく、解説にもあるとおり「紀行エッセイ」です。ハワイイ紀行に続き著 者のバックグラウンドが披露されています。 過去の旅程を丹念に綴るというよりは「回顧」しています。旅が著者にとってどういった 意味があったのか。旅の中で何を考えていたのか。そして現在の在り様を重ね合わせてい るように思えました。
本の帯に「旅に行きたくてムズムズします」とあるのは、読んで「さぁ行くぞ!」といっ た短絡的、衝動的なものではなく、内なるものが呼び覚まされるような感覚を表している のでは?

憧憬と移動癖

根底にあるテーマは「移動」すること。冒頭の「汽車と、世界の本当の広さについて」が巧 みに表していると思います。幼少の頃の「汽車」に対する憧憬。どこか遠くへ。知らないところ へ。著者がギリシャヘ3年住み続けたこと。日本からギリシャヘ移動するということ。一方で、 旅先で出会う「移勤しない」人々。旅をする人は「移動」することで非日常を体験しますが、待 ち受ける人一移動された人−のほうがより非日常である。と「うるるん滞在記」を評したものが ありました そして「移動」は次なる「移動」を呼び込む。放浪癖のある人がそうですよね。

ロンドン:海外作家による旅行記へのいざない

ロンドンの旅について語られているのですが、そこでイギリス文学、旅行文学についての 実情をレポートしています。イギリス旅行文学は黎明期を経て現在の至っているようで、 このあたりは私はまったく疎いのですが、いずれにしろ世の中には優れた旅行記作家が存 在することを認識しました。和訳が出ているかどうかはわかりませんが、何人かの作家の 名前が出てましたので、探してみたいと思います。以下にその作家をリストします。(これ ら作家の旅行記をご存知でしたら教えていただければと。。)

ブルース・チャトウィン:パタゴニア
ウィリアム・ダルリンプル:ザナドゥーにて−探求
レドモンド・オハンロン:ふたたび難局へ
ジョナサン・レイバン:沿岸航海
コリン・シューブロン:アジアの失われた中心
サラ・ウィーラー:細長い国の旅

文章の巧さ

一般人がプロの作品を読んで「巧い」ということ自体、ありえないことだと思いますが、 こうやってこのサイトに文章を実際に書いていると、プロの人の表現力って凄いなぁと思 います。これは「写真」を少し本格的に始めたときと同じです。写真なんて誰でも撮れる じやんって思ってましたが、いざ自分がカメラを構えると、悲惨な写真ばかり。これを補 うためにパソコンのソフトで下手さを補っている状態。こういう表現よく思いつくなぁ‥ といつも感心します。難しい言葉を使っているから?と思ったりしましたが、そうでも無 いんですよね。文章修行しないと・・。

訪問実績国の扱い

さて、困りました。確かにいろんな国をこの本で旅しましたが、旅行記的なところは少な いんですよね。国数は結構かせげる。でも私自身、「旅した!」って感じるところはフィン ランドくらいですので、紀行地図はフィンランドとクレタ島(ギリシャ)だけをカウント するかなぁ。それとも気にせず全部「訪問済み」にしようか

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