紀行地図 > 紀行文庫 > イラクの小さな橋を渡って
イラク旅行記,紀行:「イラクの小さな橋を渡って 」| データ項目の説明→
| 書名 | イラクの小さな橋を渡って |
イラクの小さな橋を渡って posted with amazlet on 06.09.18 池澤 夏樹 本橋 成一 光文社 (2003/01/24) 売り上げランキング: 262,216 おすすめ度の平均: ![]() 戦争へのニュースを悲しい気持ちで見ていた皆さんに 涙がとまりません 『自分』でない『他人』 |
|---|---|---|
| 著者 | 池澤 夏樹 | |
| 書籍種類 | 旅行記 | |
| 紀行の種類 | 旅行記型 | |
| 旅の種類 | ||
| 主要テーマ | 取材旅行 | |
| 主要訪問国 | イラク | |
| この本の感想やコメントはブログの方へもどうぞ。 | ||
「イラクの小さな橋を渡って」の読書感想
笑顔と爆弾
所謂、旅行記という形式ではありませんが、報道の膜を突き破りイラクという国を自身の
目で「確認」するといった、ジャーナリズム的な視点でイラクを見つめています。
多くの写真が掲載されていますが、いずれも美しい目をした屈託の無い、僕たちとなんら
変わらないイラクの人たち。その笑顔の頭上に遣る爆弾の陰。
このような不条理、矛盾に満ちた世界が実際に存在する。この人たちは今でも生きている
のだろうか?
イラクに対する関心
イラクに関する情報は他の国々と比べて極端に情報が少ないので、とても新鮮です。食事
は以外にも美味しいらしく、量も申し分なし。ただ、この本は湾岸戦争とイラク戦争の間
に書かれたものなので、フセイン政権が崩壊し、その余波が残る今とでは状況が違うかも
しれません。
経済制裁のため、物資が少なく、走っている車も恐ろしく古い車が走っているようです。
なんとフオルクスワーゲンのパサートが多く走っているようです。実は私もパサートに乗
ってます。こんなことでイラクに親近感を感じてしまう単純さ。こうやって、その国の事
実を知ることで、理解しあることは簡単ではありませんが、関心を持つくらいはできます。
そういうことから始めないと。僕らもアメリカも。
戦争は是なのか。
心のどこかで、この戦争は仕方ないのか。と考えることがあります。今でもそうです。無
論、血を流さずに事が済めばそれに越したことは無いですが。
何故、こう考えてしまうのだろう。「兵器が進化し、殺される姿を目にしないため罪悪感な
く殺す」と池澤さんがその解をを提示しています。
報道される爆撃の様子はどこかアニメやドラマのワンシーンのように現実離れした感があ
ります。今の報道ポリシーでは許されることでは無いかもしれませんが、もし、血を流し
た、負傷した、或いは命を落とした生の姿が報道されれば、きっと考えることも変わるの
でしょう。辛いことですが、僕たちが見なければならない事実かもしれません。
いずにしろ旅行雑誌で「イラク特集」といった特集が組まれる時代になるといいですね。


戦争へのニュースを悲しい気持ちで見ていた皆さんに









